初心者も必須!WordPressのバックアップ、とっていますか?
こんにちは!かわいいものに目がない今村です。
最近ハリネズミロスが発症してきまして、ペットショップのチラシのハリネズミを凝視する日々です( ・∇・)ウフフ
さてさて、ブログに公式サイトにとっても便利でみんな大好きWordPress。
このサイトもWordPressを利用しています。
WordPressのバックアップがないと危険!
WordPress初心者の方はあまりピンとこないかもしれませんが、バックアップは必須なんです!
実はこの仕事を始めた頃、お客様のサイトだけ頑張ってバックアップをしていて、自分のサイトのバックアップをサボっていたんです・・・
そしてその自分のサイトのデータをFTPでうっかり削除してしまって、泣きながら何もない状態からリカバリーしました・・・。
初心者の頃とはいえ、かなり痛い思い出です…。
(いまはもうそんなことしないですよ!ご安心を!)
みなさんがそんなミスをしないように。
初心者向けのWordPressのバックアップの方法をご説明させていただきます!
そもそもバックアップって、何やねん?というお話
バックアップとは
➡️もし何か問題が発生した時に、元の状態に戻せるようにデータを保存しておくこと
サイトが表示されない!といったようなトラブルが発生した時に、そのトラブルが起きる前の状態に戻せるようにしておく保険ですね。
WordPressというものは、目に見えている場所以外にいろいろなファイルが裏で動作しています。
つまりはトラブルが起きる可能性があるものも、たくさんあるということなのです。
便利なツールには、やはりリスクもあるということですね。
とは言っても、きちんとバックアップをとっていれば万が一の時の対応が早くなり、サイト運営への影響が最小限におさえることができます!
WordPressでバックアップをとるべきものはこれ
FTPで確認してもらえばわかるのですが、WordPressの中にはめちゃくちゃたくさんのファイルがありますよね。
どれをバックアップする必要があるのかわからない!と混乱してしまう人も多いのではないかなと思います。
ではでは、実際にどのファイルをどのタイミングでバックアップするのが良いのかをご紹介します。
✅テーマ
→サイトやブログの見た目。デザイン。
✅プラグイン
→いわゆる追加機能的なもの
✅メディア
→画像や動画などアップしたもの。データサイズが1番大きい場合が多い。ブログにたくさん画像を使うサイトの場合は数百GBという大きなサイズになるケースもあるので要注意。
✅データベース
→投稿記事・固定記事などのデータやサイトユーザーのデータなど
この4つのバックアップが手元にあれば、最悪サーバー上のサイトデータを全削除してしまっても元に戻すことができます。
そしてこの中で「データベース」だけ保管されている場所が違います。
🟡テーマ・プラグイン・メディア
→WordPressの中にある。
🟡データベース
→WordPressの外にある。
つまりは、別々の場所からバックアップをとる必要があります。
それぞれのファイルの場所はどこ?
テーマ・プラグイン・メディアはFTPで接続すれば簡単にバックアップできます。
それぞれのファイルがどこにあるのか、ご紹介しますね。
先述しましたが、データベースは別の場所なのでここでは省きます。
🟡テーマ
wp-content > themes
いま持っているテーマが全てここに入っています
🟡プラグイン
wp-content > plugins
サイトにいま入れているプラグインが全てここに入っています
🟡メディア
wp-content > uploads
アップロードした画像や動画がここに入っています。
サイトにたくさん画像をアップしている場合、このフォルダのデータサイズが大きいケースが多い。めっちゃ多い。
データダウンロードの時は要注意。
バックアップをとるタイミング
バックアップは万が一の時のための保険です。
ではWordPressでトラブルが起きる万が一のタイミングってどんな時かといいますと・・・
✅ テーマやプラグインの更新のとき
✅ WordPress本体のアップデートのとき
✅ テーマをカスタマイズしたとき
✅ サーバートラブル
✅ サイトの乗っ取りなどの攻撃
以上がよくあるトラブルです。
後半2つは起こるタイミングが読めませんが、前半3つは自分でタイミングを調節できますね。
つまりは、この作業の前にバックアップを取っておけば万が一トラブルが起きても元に戻すことができるというわけです。
ということで、
🍀テーマやプラグインを更新する前
🍀WordPress本体をアップデートする前
🍀テーマのカスタマイズをする前
以上のタイミングにバックアップをするようにしておけばひとまずOKです。
余談。テーマのカスタマイズは管理画面からしないように注意
テーマのカスタマイズはWordPressの管理画面からも可能です。
ですが、これはオススメできません!!
管理画面からテーマをカスタマイズすると、ネットの接続状況などで編集中のPHPファイルが真っ白になったりする可能性もあるのです!(経験済み)
もしテーマ をさわるなら、FTPを使ってカスタマイズをするようにしましょう!
WordPressのバックアップの方法① FTPとエクスポート機能
さてさて、では実際にバックアップをする方法についてです。
まずはFTPソフトを利用する場合。
FTPソフトでダウンロードする
ここではFTPソフトの詳細な使い方は省略します。
「wp-content」の中にあるフォルダを選び、自分のパソコンにダウンロードしてください。
🟡「themes」→テーマ
🟡「plugins」→プラグイン
🟡「uploads」→メディアにアップした画像や動画など
FTPソフトの種類によりますが、多くのソフトでファイルをドラッグすることでファイルをごっそりダウンロードできます。
自分のパソコンやHDDなどに、バックアップを保存する場所を作っておきましょう!
ダウンロードしたファイルから元に戻したい(復元したい)時
バックアップしたファイルの状態に戻したい時は、自分のパソコンに保存したバックアップのファイルを、サーバー側の該当ファイルが有る場所にドラッグすれば上書き保存されます。
サーバー側のデータは一度上書きしてしまうと元に戻すことができないので、復元する時はよく確認してから行ってください。
続いてデータベースのバックアップをする
WordPressの外に保管されているデータベースは、FTPではダウンロードできません。
ではこれをどこでダウンロードするか。
WordPressの管理画面左メニューの「ツール」>「エクスポート」をクリック。
エクスポートの画面で
「すべてのコンテンツ」を選択し、「エクスポートファイルをダウンロード」のボタンをクリックしてください。
ここでダウンロードしたファイルの中には
・投稿
・固定ページ
・コメント
・カスタムフィールド
・カテゴリー
・タグ
・ナビゲーションメニュー
・カスタム投稿
以上の内容が含まれます。
以上で、FTPとエクスポート機能を利用したバックアップは完了です。
データの保存はわかりやすいように、きちんとしておきましょう!
WordPressのバックアップの方法② All-in-One WP Migrationプラグインを使う
WordPressでサイトをまるっとバックアップするのに超!オススメなプラグインがAll-in-One WP Migrationです。
➡️URL: https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/
めちゃくちゃ手軽で簡単に全てのバックアップをとることができます。
ややこしい設定も必要ありません!
先述した、WordPressの外にあるデータベースも一緒にバックアップしてくれるのでとっても便利。
WordPress本体も丸々バックアップできるため、本当にそっくりそのまま現状のサイトのデータをダウンロードすることができます。
プラグインをインストールして、エクスポートするだけ
WordPress管理画面左メニューの「プラグイン」から「新規追加」をクリック。
ここで「All-in-One WP Migration」を検索。
「今すぐインストール」をクリックし、その後「有効化」をしてください。
これでプラグインを使うことができます。
管理画面左に「All-in-One WP Migration」のメニューが出てきます。
バックアップをとるときは、ここのメニューの「エクスポート」をクリック。
「高度なオプション」をクリックして展開すれば、バックアップしないファイルを選択することができます。
例えば、画像フォルダはサイズが大きすぎるからFTPで別でダウンロードする時などは、ここで「メディアライブラリをエクスポートしない」を選んだりしてます。
全てを丸々バックアップする場合は何もチェック入れなくてOK。
エクスポート先は「ファイル」がオススメ。
エクスポート先をクリックすると、バックアップのファイルを作ってくれます。
ダウンロードできるファイルができあがれば、このボタンが表示されるのでクリックして、自分のパソコンにダウンロードして保管してください。
これだけで、バックアップに必須のテーマ・プラグイン・メディア・データベースを含めたすべてのサイトデータがダウンロードできました。
超お手軽!!!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
デメリット:FTPでのダウンロードの方が便利な点もある
超便利なAll-in-One WP Migrationプラグインでのバックアップ。
ここでダウンロードされるファイル形式は「.wpress」という形式のため、ここから直接アップしていた画像を取り出すという操作はできません。
そのため、FTPでダウンロードした方が細かいファイルの操作はしやすいとも言えます。
元に戻す(復元する)方法
バックアップしたサイトの状態に戻したい時も簡単。
管理画面左の「All-in-One WP Migration」のメニューから「インポート」をクリック。
もし新しいサイトにまるっと引っ越しをするような場合は、新しいサイト側にもAll-in-One WP Migrationをインストールしてくださいね。
インポートの画面で、バックアップしたファイルをドラッグすればすぐにファイル展開が始まり、自動で復元が始まります。
以上!これだけでバックアップした時のサイトの状態になります。
お手軽簡単!
All-in-One WP Migrationのインポートにはデータサイズの制限がある
こちらのプラグイン復元もめっちゃ簡単なのですが、インポート時のデータサイズの制限が300MBとなっています。
実はこれ、画像ファイルが多いサイトでは軽〜くオーバーします・・・( ꒪⌓꒪)
そんな時は!無料で提供されている「All-in-One WP Migration File Extension」という拡張プラグインを利用すれば512MBまで拡張できます。
➡️ All-in-One WP Migration Import
こちらのBasicをダウンロード。
ZIPファイルのままWoprdPress管理画面の「プラグイン」>「新規追加」>「プラグインのアップロード」から、ZIPファイルのままアップロードすればOK。
これで512MBまで無料でアップできます。
バックアップファイルを512MB以下に抑えるには
バックアップのとき
①All-in-One WP Migrationで「メディアライブラリをエクスポートしない」でエクスポート
② WordPressのエクスポート機能でメディアだけダウンロード
⬇️
復元するとき
③All-in-One WP Migrationでインポート
④WordPressのインポートでメディアをインポート
この2ステップに分けてバックアップすれば、All-in-One WP Migrationのバックアップファイルのサイズがかなり小さくできますし、メディアのデータもエクスポートできます。
サイトの運営期間が長くなったり、写真のデータサイズが大きいようなサイトはデータサイズに注目してバックアップをしてみてくださいね。
All-in-One WP Migrationを使い続けるとサーバーを圧迫しているケースもある
バックアップのファイルが蓄積されるから要注意!
All-in-One WP Migrationでバックアップをエクスポートすると、自動でそのファイルをサーバー上に保管しています。
データサイズが小さければ問題ありませんが、何十GB・何百GBというデータがいくつも保存されていると、それだけでサイトが重くなってしまう可能性もあります。
最新のバックアップファイルをダウンロードして手元で保管できているなら、サーバー上の古いバックアップファイルは削除しても問題ありません。
管理画面の「All-in-One WP Migration」のメニューにある「バックアップ」をクリック。
ここに一覧で並んでいるのがサーバー上に保管されているバックアップファイルです。
ファイル名の右側の「削除」をクリックすれば、サーバー上から削除されます。
例えばここで最新1つだけ置いておいて、それより古いものは削除してしまう などの使い分けをすると良いかもしれませんね。
WordPressのバックアップの方法③ UpdraftPlusプラグインを使う
UpdraftPlusは、定期的に自動バックアップをしてくれるスグレモノです。丸っと全てバックアップしてくれてお手軽!
➡️URL:https://ja.wordpress.org/plugins/updraftplus/
All-in-One WP Migrationと同様に、こちらも設定も簡単!手軽に全てのバックアップをとることができます。
何よりも自動で定期的にバックアップを保存してくれるのが最大のメリット!
もちろんこちらもWordPressの外にあるデータベースも一緒にバックアップしてくれます。
バックアップしたものからボタンひとつで復元できる安心感も良いですね。
プラグインをインストール。まずは自動バックアップの設定を
WordPress管理画面左メニューの「プラグイン」から「新規追加」をクリック。
ここで「UpdraftPlus」を検索。
「今すぐインストール」をクリックし、その後「有効化」をしてください。
管理画面左の「設定」メニューの中に「UpdraftPlusバックアップ」のメニューが出てきます。
自動バックアップの設定
手動でバックアップを取る場合、「今すぐバックアップ」のボタンをクリックすればOKです。
ですが、まずは「設定」のタブから自動バックアップの設定をしておきましょう!
まずは定期的なバックアップをするスケジュールを決めます。
・ファイルのバックアップスケジュール
・データベースバックアップのスケジュール
この2つを設定します。
バックアップの頻度は、ホームページの更新具合によってお好きなようにしてくださいね。
毎日記事を更新するようなら、マメにしておきたいところ。
ですが月に1回更新する程度なら、バックアップも月に1回でも良いかもしれません。
保存しておく数も同様に、ご自身のホームページに合わせて設定してくださいね。
バックアップの保存先を設定
保存先を指定していない場合、自動でホームページがあるサーバー上に保存されます。
もし万が一サーバーでトラブルがあったり、うっかりサーバー上のファイルを削除してしまった場合、このバックアップのファイルも消えてしまう可能性があります…。
そこで!できる限り、保存先を別の場所に設定しておくのがおすすめです。
GoogleドライブやDropboxが手軽で良いですね!
希望の保存先をクリックすると、各サービスにログインを求められます。
例えば上記のキャプチャ画像だと、Googleドライブを選択したのでGoogleアカウントへのログインが必要になります。
画面に出てくる指示に従ってログインして、紐付けをしてくださいね。
スケジュールと保存先が決まったら、必ずテストしましょう
設定が完了したら、「バックアップ/復元」のタブで最初の画面に戻りましょう。
そして必ず、バックアップのテストをしてください。
「今すぐバックアップ」をクリックするだけでOK。
そして先ほど設定した保存先のフォルダを確認して、バックアップのファイルが保存されているか確認してくださいね。
ファイルが無事に保存されていれば、設定完了です!お疲れ様でした!
あとはホームページを運営していく中で、バックアップのスケジュールを変更していっても良いでしょう。
手順を覚えれば簡単!バックアップは定期的にしましょう
わかりにくいWordPressのバックアップも、覚えてしまえば作業としては難しいことはありません。
FTPを使う方法・プラグインを使う方法、どちらでも構いません。
ご自身のスキルに合わせて継続しやすい方法を模索してください。
WordPressのトラブルはいつ何が起こるかわかりません。
過去の私のように人災でデータが消えてしまうこともあります。
乗っ取り被害に遭ってファイルをめちゃくちゃにされるかもしれません。
アップデートしたらテーマの相性が悪くて表示がおかしくなることもあります。
たとえばご自身のブログやサイトが数日表示できない状態になってしまったら。その間のビジネスが完全にストップすることになります。
そんな時に、さっと元の状態に戻すことができるようにバックアップは定期的にとるようにしましょう!
みんな大好きWordPress。
もしまだバックアップをしたことがない人は、今すぐやってみてください!
それでは、また次回あいましょう!